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条件

条件ブロックは、ブール式に基づいてワークフローの実行を分岐させます。以前のブロック出力を使用して条件を評価し、LLMを必要とせずに異なるパスにルーティングします。

条件ブロック

設定オプション

条件

評価される1つ以上の条件を定義します。各条件には以下が含まれます:

  • : trueまたはfalseに評価されるJavaScript/TypeScript式
  • パス: 条件がtrueの場合にルーティングする宛先ブロック
  • 説明: 条件が何をチェックするかの任意の説明

複数の条件を作成でき、順番に評価されます。最初にマッチした条件が実行パスを決定します。

条件式のフォーマット

条件はJavaScript構文を使用し、前のブロックからの入力値を参照できます。

// Check if a score is above a threshold
<agent.score> > 75
// Check if a text contains specific keywords
<agent.text>.includes('urgent') || <agent.text>.includes('emergency')
// Check multiple conditions
<agent.age> >= 18 && <agent.country> === 'US'

結果へのアクセス

条件が評価された後、以下の出力にアクセスできます:

  • condition.result: 条件評価のブール結果
  • condition.matched_condition: マッチした条件のID
  • condition.content: 評価結果の説明
  • condition.path: 選択されたルーティング先の詳細

高度な機能

複雑な式

条件内でJavaScriptの演算子や関数を使用できます:

// String operations
<user.email>.endsWith('@company.com')

// Array operations
<api.tags>.includes('urgent')

// Mathematical operations
<agent.confidence> * 100 > 85

// Date comparisons
new Date(<api.created_at>) > new Date('2024-01-01')

複数条件の評価

条件は一致するものが見つかるまで順番に評価されます:

// Condition 1: Check for high priority
<ticket.priority> === 'high'

// Condition 2: Check for urgent keywords
<ticket.subject>.toLowerCase().includes('urgent')

// Condition 3: Default fallback
true

エラー処理

条件は以下を自動的に処理します:

  • 未定義またはnull値の安全な評価
  • 型の不一致に対する適切なフォールバック
  • 無効な式のエラーログ記録
  • 欠落した変数のデフォルト値処理

出力

  • <condition.result>: 評価の真偽結果
  • <condition.matched_condition>: マッチした条件のID
  • <condition.content>: 評価結果の説明
  • <condition.path>: 選択されたルーティング先の詳細

使用例

カスタマーサポートのルーティング - 優先度に基づいてチケットをルーティング

API (Ticket) → Condition (priority === 'high') → Agent (Escalation) or Agent (Standard)

コンテンツモデレーション - 分析に基づいてコンテンツをフィルタリング

Agent (Analyze) → Condition (toxicity > 0.7) → Moderation or Publish

ユーザーオンボーディングフロー - ユーザータイプに基づいてオンボーディングをパーソナライズ

Function (Process) → Condition (account_type === 'enterprise') → Advanced or Simple

ベストプラクティス

  • 条件を正しく順序付ける: より具体的な条件を一般的な条件の前に配置し、特定のロジックがフォールバックよりも優先されるようにします
  • デフォルト条件を含める: 最後の条件として包括的な条件(true)を追加し、マッチしないケースを処理してワークフローの実行が停止しないようにします
  • 式をシンプルに保つ: 読みやすさとデバッグのしやすさのために、明確で簡潔な真偽式を使用します
  • 条件を文書化する: チームのコラボレーションとメンテナンスを向上させるために、各条件の目的を説明する説明を追加します
  • エッジケースをテストする: 条件範囲の境界値でテストすることで、条件が境界値を正しく処理することを確認します
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